2023/11/06 23:37



前回は、アスタキサンチンの大まかな説明とお肌にどの様に作用して、良い効果が得られるのかを簡単に
ご説明いたしました。
本日は、アスタキサンチンが脳と目にどの様に作用するのか・・・お話したいと思います。


アスタキサンチンは、脳と目の中でも働くことが出来る数少ない抗酸化物質成分であるということです。
脳と目は、生命活動維持のために最も重要で、デリケートな器官であり、その入口には血液脳関門・血液網膜関門という、いわば関所のようなものがあります。
脳や目に必要な栄養素のみを選別するフィルターのようなシステムはとても厳重なもので、ビタミンCやビタミンE・βカロテンなどの抗酸化物質でさえ通れません。
しかしながら、アスタキサンチンはこの関所を通過することが出来る数少ない物質になります。
アスタキサンチンは、脳を活性酸素から守ることにより、脳の衰えを防ぐ効果や、脳疾患予防・動脈硬化予防への期待が高まっています。


また、私達が物を見るときは、毛様体筋という筋肉によって水晶体の厚みを変えて、ピント調節をしているのですが、目を酷使すると筋肉疲労をおこし、調節機能がうまく働かなくなります。
これが眼精疲労という状態です。
目がショボショボする、目が痛い、かすむ、肩こり、頭痛等の症状がおきたりします。


目は神経の束で脳と直結した器官です。そのため脳と同じように、網膜にも必要な栄養素だけを選別する、血管
網膜関門が存在しています。
この関所もアスタキサンチンは通過することが出来るので、網膜にダイレクトに抗酸化作用を発揮します。
尚、目は皮膚同様、紫外線を直接浴びるため、表面や内部にたくさんの活性酸素が発生していると考えられます。
これらのことから、眼精疲労の回復や紫外線のダメージから目を守る効果・黄斑変性症、白内障、網膜症、ブドウ膜炎等に対してもアスタキサンチンの有効性が期待されています。


今後も美容や健康情報を中心にお伝えしていきます。